2020年10月6日火曜日

レーザー加工機を買ったよ (NEJE MASTER 2)

 お久しぶりです。こいついつもお久しぶりだな…

有給の対価として記事を要求された(???)ので、更新します。

タイトルの通りですが、小さいレーザー加工機を買いました。

買ったのはNEJE MASTER 2という機種です。

比較的低価格で高出力な点に惹かれて購入しました。見るからにxy軸の垂直が安定しなさそうですが…


来ました。


動きました。机が焦げました

一通り触ってみた感想としては、簡単に扱えるかわりに複雑な加工は難しい入門機というのが一番合っている気がします。

良い点としては

・組み立てが簡単

・付属する専用ソフト「NEJE-V」を使えば画像ファイルから直接加工データを生成・加工ができる

・↑自前のgコードでの加工も可能(一応)

・一年保証がついてるらしい

・HPがまあまあしっかりしていて組立時のサポートが堅い

一方、

・gコードから加工をする際に、専用ソフトでは加工中に出力を変化させることはできない(原点から加工開始点まで移動する際にもレーザー出力がONになってしまう)

・(案の定xy垂直の調整が面倒)

と、専用ソフトの融通の利かなさが目立ちます。このソフトに関しては画像ファイルを用いた刻印用途専用とするしかないかと思います。

なお、ファームウェアにはGBRLが使えるようで、少なくとも「LaserGBRL」を用いることで上にあげたgコードでの加工に伴う課題は解消できることが分かっています(記事のネタがないときに書きます)。

さて、とりあえず動作確認はできたので、以前より気になっていたレーザー加工機を用いたプリント基板作成に手を付けてみます。

まずは加工データを用意します。前述の通りNEJE-Vでは画像ファイルからの加工しかできないため、EAGLEからパターンを画像出力する必要があります。


が、直接画像出力すると上の画像のようにドリル穴に重なるようにネット名が出力されてしまうため、pdf出力→画像変換しました(えぇ…)

生基板にマットブラックのスプレー塗料でマスキング
NEJE-Vに、先ほど用意したパターンデータを基板寸法とサイズを合わせて入力し、レーザーで不要なマスクを飛ばします。

パターンの細い部分とか既に怪しい
左の粉が確かクエン酸と塩を混ぜたやつだったと思います。数年前に作ったのであまり覚えていませんが。
基板を漬けたらなんか泡出てたので合ってたらしいです。


幅の小さいランドは掠れてしまいました。基板設計時にドリル径を小さくしておくべきでしたね。あとx軸とy軸の垂直が取れていないせいで部品面とはんだ面の穴位置が一致しません。だめじゃん

穴あけも面倒なので片面SMDのみ基板になら使うかも
あとはステンシルとか作ってみたいですね


じゃ

---2020/10/17 追記---


レーザーでアルマイト剥離やってみました(左から出力100%/85%/55%)

剥離できてないけど2~3周すればいけんのかね

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