使用したのは厚み1mmのアルミ板。いろいろあって実質無料で2枚手に入りました。実はこれがわざわざケースを作ろうと思った理由だったり。
まずはアルミ板の切り出し。両面に傷をつけ、
折り曲げて金属疲労で切断(というよりは割る感じ)しました。この時、浅めの角度で何度も曲げるときれいに切断できる気がしました。というわけでこんな感じに。
パネル取り付けの部品を取り付ける穴等を開けて完了です。(細長い方の板は穴あけでミスったので一度作り直しました)
次は組み立てですが、ここで必要になるのがアルミ板の曲げ加工です。初めに今回曲げる板と同じくらいの幅のアルミ板を試験的に手で曲げてみたのですが、面が歪んでしまったり、角に丸みがついてしまったりと僕が望む仕上がりにするのは難しそうだったので、ベンダーを使用することにしました。お金があれば市販のベンダーを買ってもいいのですが、そんなにしょっちゅう使わないものにお金を使うのもあれなので自作することにします。
調べてみると、ベンダーを自作している人は過去にもたくさんいた様子。というわけでそれらを参考にします。見た感じ、HOZANのK-130のような蝶番状の二枚の板で折り曲げるタイプと、ORIGINALMINDのBender Black 30(以下BB30)のような両側から形の違う刃で挟み込むタイプが主流のようです。K-130型のほうが作りは簡単そうですが、家に使えそうな材料がなかったのでBB30型のものを簡易的に作ることにしました。というわけでできたのがこれです。
随分雑ですが多分今回しか使わないので問題ありません。(問題ありません)凸部(アルミアングル)と凹部(アルミレール)でアルミ板を挟み込んで曲げる感じです。アルミレールの凹部はちょうど90度となっているのでしっかり挟み込めば90度で曲げられるんじゃないかと思ってたけど多分アルミ板の弾性で曲げ角度は少し大きめになります。なので90度に曲げるときは手直しが必要になりますね。今回、最大の曲げ幅は140mmですが、少しだけ余裕をもって150mmくらいまで曲げれるように作りました。
-使い方-
アルミ板を挟み込む
ゴリラパワーで両側からおさえつける
おわり
本番の曲げに入る前に部材の切り出しの際に出た端材を使って練習をしてみます。当たり前ですがベンダーを手で押さえつけてもアルミ板が曲がるはずがないので
ベンダーの材質がアルミなので強度が少し心配でしたが一応は問題ないようです。ですがこのままだとすこしRがついてしまうみたいですね。アルミアングルで挟み込むということは面で押さえつけているということですから当然といえば当然ですが。というわけでアルミアングルのワークと接する部分を尖らせてもう一度。
今度はそこそこいい感じではないでしょうか。ベンダーの調整も終わったので本曲げに入ります。
結果こんな感じに。
大体予想はついてましたがこのベンダーだと幅が広い板を曲げたときにどうしても真ん中の方の曲げが緩くなってしまうようです。僕はスルーしましたがこの記事を参考にしてケースを作る方(がもしいれば)何かしらの工夫をしてみるといいと思います。僕は真ん中をCクランプで締めるとか凸部をアーチ状にする(めんどくさそう)くらいしか思いつきませんでした。加工をしているうちに表面に随分傷がついてしまったので、それを誤魔化すため、もとい装飾のために表側にカッティングシートを貼ってみました。
(作業中に写真を撮り忘れちゃったので部品取り付け後の写真しかなかった)
パネル取り付けの部品を取り付ける部分に20度の傾斜を設けてみました。
ここで完成したMIDIインタラプタを使って演奏した動画を貼ろうと思っていたのですが、今は家にまともに動くテスラコイルが無いのでまた今度ということで^^
それでは
-2017/03/12 追記-
軽く演奏した動画を撮ったので貼っておきます。
— orion (@orion_0203) 2017年3月4日演奏しているのはorionっていう曲です。アニソンっぽいけどよくわかんないや
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